これらの最新モデルは、ダイヤルに美しいギョーシェ彫りが施され、インデックスは見やすいローマン数字となりました。ムーブメントは、同じくユニタス6497-1ベースのキャリバーML100で、9時位置には独立したスモールセコンド、3時位置には手巻きムーブメントの残り時間がわかる美しくデザインされたパワーリザーブがあります。また、この時計をまさにユニークなものにしている二つのレトログラード表示、6時位置のカレンダー表示と、独立して調整できる12時位置の24時間セカンドタイムゾーン表示を備えています。
「ダブルレトログラード」という名前の由来となるこの二つのレトログラード表示は、4/100ミリという薄さの螺旋状に巻かれたリセット用スプリングを使用した非常に凝った珍しいメカニズムとなっており、個々にセットできます。この複雑な付加機能は、すべてモーリス･ラクロアの時計技師の手によって開発されたのです。
また、大きめのちらネジ付き黄銅テンプは、現在では珍しいゆっくりとした毎時18,000の振動数となっています。