「ジュール レトログラード　トノー」の‘レトロ’は、伝統を意味する一方、曜日（ジュール）のレトログラード表示という機能も表しています。美しくデザインされた6時位置の針が毎日右へ動き、その日の曜日を示すもので、針は最後まで行くとその日の終わりと同時に一番左のスターティングポジションに戻ります。また、この時計は隣り合う大きな窓にそれぞれ十の位と一の位が表示されるビックデイトも魅力の一つです。
ケースは人間工学に基づいて快適さを追求したトノー型のケースは、ラグ、ストラップまで、緩やかに湾曲して腕にフィットします。トノー型のケースも過去の貴重な遺産として受け継がれてきたもので‘レトロ’を感じさせます。
昔から時間を計るために使われたレトログラード表示。「ジュール レトログラード トノー」は、その名前にモーリス･ラクロアの時計づくりの姿勢を感じさせる傑作です。27以上のパーツによって作られ、完璧にシェイプされたこのケースは、モーリス･ラクロアの自社ケース工場で開発され、製造されています。ケースパックの内部にさえも手作業によって模様がつけられているこのケースは、モーリス･ラクロアのモデルの中でも最も複雑なもので、500以上の製造過程を必要とします。